公教育の充実 2010 7 17

 民主党政権下で、結果的に、
経済的・社会的格差が拡大するかもしれません。
 こうした格差を是正するには、
長期的には、公教育の充実が必要です。
 しかし、労働組合(日教組)に依存する民主党には、
公教育の充実は、難しいテーマとなるでしょう。
 公立高校も私立高校も、入学時には同じ偏差値でも、
卒業時には、大きな差がつくでしょう。
 つまり、有名大学の合格者数に圧倒的な差がつくとしたら、
親は、子供を私立高校に入学させたいと考えるでしょう。
 しかし、私立高校は、高い授業料のほかに、
入学金、その他諸経費、寄付金、旅行積み立てなどあります。
裕福な家庭ならば、複数の子供を私立高校に通わせることができますが、
庶民の家庭では、がんばっても一人でしょう。
 昔は、違っていたのです。
公立高校の黄金時代があったのです。
私立高校は、公立高校に落ちた場合の受け皿だったのです。
 これは、今の私立高校全盛の時代からすると、
信じられないような話でしょうが、そういう時代もあったのです。
 もちろん、昔も、難関私立高校が存在しましたが、
そういう存在は、例外的であり、
私立高校の役割は、公立高校に落ちた場合の受け皿か、
公立高校に合格できない学力の生徒を対象としていたのです。
今では、公立と私立がすっかり逆転してしまったと思います。
 もちろん、すべてを労働組合のせいにするのはフェアではありません。
教育行政そのものが、左翼化あるいは社会主義化していると思います。
 公立高校出身の私には、
公立高校が凋落していく姿を見るのが、とても、つらいし、悲しいことです。
 このままでは「格差の世襲化」が起きるかもしれません。













































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